国家公務員合格までの勉強記録
お疲れ様です、えちんちゅです。
令和3年9月1日付けで濃厚接触者になり、暇すぎて草ァ!というわけでブログを書いています。
めちゃくちゃ長い自分語りになるので、人のシコシコ官能小説がNGな方は止めておきましょう。
ところでネタバレなんですが1年目は全落ちして2年目で合格したので、公務員試験に落ちてしまって人の合格が嫉妬になっている方も安心して読み進めて下さい。ワシもそっちサイドの住人です。なんならまだ内定無いし。
はじめに
タイトルの通りで、「国家一般職に受かるまでにどの期間にどんな勉強をしていたのか?」について触れていこうと思います。合格したのは「令和三年度国家一般職試験 行政東海北陸」です。
予備校や公務員講座については、公務員模試以外で特に利用したことはありません。100とは言いませんが99%は独学で合格したので、そういった方々も是非参考にしてください。
ちなみに勉強を始めるまでの知識や前提はこんな感じです。
- 高校では現代社会が一番得意で、センター試験は98点でした。高い!
- 大学は地方国立大学の農学部で、めっちゃ理系です。でも国公立なので、センター試験で全教科触れているっていうのはアドバンテージですね。
- 英語は超苦手で、唯一受けたTOEICは245/990点でした。期待値以下は流石に草(他人事)
- 大学時代は、主に中学生対象の塾講師を3年間していました。(英語以外)ここでもある程度の知識をつけられたのはデカいですね。
では勉強の開始時期から振り返っていきます。
令和元年大学3年生①
勉強を始めたのは大学3年生の春です。
この頃に名古屋市役所に行きまして、建物が綺麗すぎて(ここで働きてェ~!!!)となったのを覚えています。
ちなみにこんな感じ。仕事終わりにここから出て帰りたくありませんか?
大学のオープンキャンパスしかり、こういった機会でモチベーション爆上げするのは良いと思いますね。働いてる自分を想像するとかキモいことが意外と良い結果を生んだりします。
さて、名古屋市役所に行った3日後にスーパー過去問ゼミを8冊買いました。
8冊もURL貼るとか見栄えキモいんで、民法だけご紹介。
www.amazon.co.jp
買ったのは以下の8冊です。
名古屋市役所の法律区分なら当時はコレで受けられました。
一冊あたりだいたい400ページあるので、合計すると3200ページくらいあります。
この期間の8月に名古屋市役所のインターンシップに申し込みましたが、まさかの履歴書で落とされるというオチ。
当時はちょいショックでしたが、仕方が無いので国家公務員のインターンにダメもとで送ってみました。これが何故か通ってしまったので、国家公務員のインターンに通ってました。まわりの学生は旧帝国大学の連中がひしめいていたので、より勉強の意識が高まり非常にいい経験になったと思います。
このインターンシップで(国家公務員もいいな…!)と考えて、併願をするために濃い線で記した以下の参考書を追加購入しました。
10月中旬でようやく全て1周しましたが、もちろん講義の9割は内職してひたすら問題集を進めていました。テストは友人の力を借りて乗り切りましょう。ちなみに教養科目についてはこの頃全く勉強していません。今思うと普通に愚行なので、堅実に合格を勝ち取りたい受験生はやっておきましょう。
大学3年生②
10月以降は上記問題集のほか、やっと教養科目に手を出しました。手を出したのはこの3つ。
- 判断推理
- 数的推理
- 文章理解
ちなみに教養試験には他にも科目がありますが(ex…物理生物地学日本史世界史地理法律経済社会時事…)、教養科目で手を出したのは上記3つと時事のみです。
理由は大まかに以下の通りです。
- 他に手を出すとマジで勉強時間が足りない
- 文章数的判断時事の4つで半分は取れる(20/40点分)
- 残り20点分は4択なので、期待値で言えば+5点は取れる
- 教養試験は24/40取れれば平均を超えられる
というわけで、大学の友人に「金曜夜に徹夜勉強メンツおらんか?」等のLINEを送って勉強時間を確保していました。
特に数的推理、判断推理は公務員試験を受けない層も誘えば一緒にやってくれると思います。パズルみたいなものなんで、ああいうの速攻で解いて大学生どうしでイキり散らかすと非常に良きです。
是非とも積極的に誘ってみては?
教養試験についてはこれくらいにして、専門試験の対策について触れたいと思います。
確かこの頃からコロナウイルスがしっかり日本に入ってきて、市役所をはじめとした地方自治体はクソブラックという話を聞くようになりましたので、名古屋市役所は志望から外していたと思います。
したがって労働法と刑法はやる必要が無くなったため、スー過去は9冊になりました。
試験は6月で当時は2月、この辺りからスー過去の2周目をしていました。また問題集の2周目からは自分用のノートを作成し始めました。
1周目からノート作成はマジで止めておきましょう。やるとわかります。本当にやるだけ無駄です。ペース早い人なら3周目からで良いくらいです。
実際のノートがこちら。
文字汚すぎて笑う、まぁ書くことで暗記するという意図もあるので良いでしょう。
あくまで自分の場合ですが、スー過去1冊分のノートまとめに4日費やしています。4日×9冊=36日で、ほぼ1ヵ月で2周目をやり終えました。
さて2月末~5月にかけては各種予備校が模擬試験を実施しています。これに問題集2周目を間に合わせたかったというわけですね。
自分は3月末~4月にかけて3回模試を受けましたが、結果は以下の通りでした。
産経国家公務員模試(3月初め)
教養…24/40
専門…20/40
C判定
東京アカデミー財務専門官模試
教養…23/40
専門…18/40
D判定
産経公務員模試(4月初め)
教養…23/40
専門…24/40
C判定
いやいやいやちょっとマテ茶!w✋
ハッキリ言ってひどい。当時は本当に悲しくて泣いていたと思います。
最悪のメンタルの中で大学3年生を終えたことは記憶に新しいです。
令和2年大学4年生
非常に悔しかったので、すぐさま問題集の3周目にとりかかるとともに以下の参考書を購入しました。
- 国家一般職過去問500(教養)
- 国家一般職過去問500(専門)
- 地方上級過去問500(教養)
- 地方上級過去問500(専門)
- 国家専門職過去問500
過去問の使い道は模試代わりです。
地方上級の過去問500は問題集として非常に優秀ですが、特に国家一般職の過去問500は4~5回分の模試集として非常に有効でした。
問題集→模試(過去問)→問題集→…
を繰り返し、堅実に力を付けたまま5月を終えます。この頃にはスー過去のまとめ分が非常に少なくなっていました。
ついに令和2年愛知県庁の地方上級試験日がやってきました。政令指定都市のある県なので非常にレベルが高いです。ちなみに国家一般職の試験は延期となり、8月初旬にまで持ち越されました。
地方上級試験は自治体にもよりますが、自分のとこは面接、論文試験共に別日であったため全く対策をしていませんでした。これがアカンかった。
一次試験の結果は以下の通りです。
愛知県庁
教養試験…42/50
専門試験…26/50
教養たっっっっっか!!!
専門ひっっっっっく!!!
ちなみにこの時の県庁の教養試験は本当に簡単で、合格者は全員8割あったんじゃないかと思います。その点専門試験、めっっっっちゃんこ難しい。
マジでなんか恨みでもあんのか?自己採点できなかったし当時落ちたと思ったぞ。
二次試験は論文と面接です。
結果は以下の通り。
論文試験…4/10
面接試験…足切り
あぁ…。面接試験で足切り。
筆記は足りてたのに…
面接さえ対策していれば…。
この頃既に8月。
国家一般職に向けて全力を尽くすため、筆記試験の対策と並行して、大学の就職支援室に週3で通って面接対策をしました。
国家公務員試験の論文は5段階評価で1さえ取らなければ足切り回避だったため、とりあえず面接試験のリベンジを果たしたかったわけですね。
また、実は7月頃に国家一般職試験のために付け焼刃として政治学を追加しました。難解かつ膨大ですが、行政学や社会学と被っている範囲も多く、他の教科で奇問が出た場合の対策として確保しておくことにしました。
迎えた国家一般職試験の一次試験の結果がこちら。
国家一般職
教養試験…31/40
専門試験…29/40
まさかの高すぎるレベルで自己ベスト。特に教養試験は偏差値70余裕で超えています。教養試験は本当に4つの科目以外で対策はしていなかったので、上振れも非常に効いているでしょう。
なにより専門試験で7割を超えたのは自身でも初だったので驚きです。令和2年の問題はミクロ経済学が奇問だらけであり、付け焼刃の政治学で4/5点を取れたのが非常に嬉しかったです。
国家一般職の専門試験は16科目中8科目選択(各5問ずつで40点満点)ですが、勉強しておく科目は10科目がちょうどいいくらいだと思ってます。8科目だし8個でいいやはマジで爆死します。
そして面接試験も大学の就職支援室の特訓もあるし、これで行ける!!!と思っていました。論文試験のことは忘れて…
令和2年国家一般職の最終結果はこの通りでした。
二次試験
論文…足切り(1/5点)
面接…B評価(だいたい偏差値63程度)
この結果を見たときは本当に悲しくて、初めは強がって親に「民間で頑張るわ!!」とか言ってたけど、親が自分のことでもないのに「よく頑張ったね」「でもあんなに頑張ったのに悔しいよぉ」と言って泣いていて、自分もつられて泣けてきて…
ここまで読めばわかると思いますが、面接試験、論文試験共に絶対に手を抜かない。筆記試験だけで公務員試験は突破できません。予備校に行っている人は予備校でその辺りがちゃんとしているため、よほど足切りにはならないと思います。
ここまでで軽くアドバイスをまとめます。
- 試験対策は早めから!
- 一緒に頑張れる仲間を作ろう!
- 問題集の1周目でノートを作るな!
- 筆記試験だけ勉強するな!
令和3年大学4年生&社会人①
そんなこんなで令和2年の公務員試験は全敗してしまいましたが、実は5月にある金融系の民間企業から内定を頂いており、そちらに就職をすることにしました。
実は金融機関では色々な資格が活きてきます。ここでは一例を紹介。
- 宅地建物取引士
- FP
- 法務3級 他
実はこの資格たち、公務員試験の勉強をしていればかなり負担が減ります。そういったこともあってこの民間を選び、実際に同年のFP3級については卒業論文の実験中にパパっと勉強して合格しました。知は力なりとはまさにこのこと。
また昨年ヒドい負け方をした公務員試験については第一志望の国家一般職試験を記念受験することにしました。もちろん今年は面接試験、論文試験ともに手を抜くことはありません。
まず、令和2年にも受けた4月の模擬試験をノー勉で受験しました。
専門試験は明らかに色々と忘れているため、教養試験と論文試験を受験し、論文の対策も行っています。
結果はこちら。
令和3年産経公務員模試(4月1週目)
教養…24/40
専門…受験せず
論文…C(A~Eの5段階)
A判定
ええやん!!なぜか論文も割といい!!
正直教養試験は6割前後あればいいので、あとは専門試験の復習をします。
しかしここで問題が発生します。
社会人忙しすぎん???
本当に忙しいんですよ!!
金融機関は窓口3時で閉めるからホワイトやろカスとか思ってるそこのキッズ!!朝6時起き帰宅19時でどこで勉強すればええんじゃボケ~!!!!
上司っち「あっ、明日早朝出勤ね!!」
わかりました!!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええ
5月末まで一切勉強できませんでした。
土日っすか?平日の仕事疲れを癒して爆睡です。
6月
流石に試験が2週間後に迫ったため、夜寝る時間を1時間削って今年度初の勉強を開始。普通なら間に合うわけがありません。
とりあえず去年のノートと、過去問500(模試代わりに使ってたやつ)を使って専門試験を解いていく。あれ、想像以上に覚えてる!?
実際去年の勉強は本気で取り組んでいたため、1000時間は優に超えていたと思います。それが翌年になって効いてきてくれました。ありがとう去年の自分!!!
よって本当に困ったのはガチ暗記の行政学、社会学、政治学と経済学の理論くらいで、あとは如何にスキマを埋めるか?という作業に当てました。教養試験はいわゆる専用の時事本を購入。あとは全く勉強せず。
論文試験については大学の友人から論文試験用の本を一冊頂いたので、その本で対策を開始しました。
仕事場の行き帰りの電車内1時間半を全てこの論文本に費やし、家ではYoutubeを封印して疲れた体で2時間専門試験の勉強をしました。
そして2週間後
令和3年度国家一般職試験本番。
令和3年度国家一般職試験
教養…24(31)
専門…28(29)
※カッコ内は昨年の点数
おおおお!!!!十分だ!!!!
教養は去年が上振れておかしかっただけで平均点くらい!!専門も7割だから明らかにボーダーは乗った!!!
あとは去年の大反省、面接試験と論文試験…
論文試験では、先の本で特に重要視していた生活保護関連がドンピシャで大当たり。内容は薄いかもしれないが、足切りは無いだろうという手ごたえとなりました。
その後は7月中旬の平日実施の面接試験と官庁訪問に有給を使って無事に全試験を終え、あとは結果を待つばかりとなる。
そして8月17日
就職先の同期に囲まれながら最終結果を確認し、なんとか国家公務員となる資格をゲット!!!順位は1000人中であれば950位くらい。ひっく!!しかし合格は合格!!
懸念と言えば、仕事の都合で平日実施の官庁訪問に1か所しか行くことが出来なかったことです。
しかし今年度どこからも内定が出なくとも、来年度はアニメショップでアルバイトをしつつ、官庁訪問を全力でまわり、遅くとも再来年の4月には国家公務員になっている予定です。
長くなりましたが、以上が国家公務員試験最終合格までの道のりでした。
まだ勉強法とかは全然書き足りないくらいなので、さらに暇になったらまた書いていきたいと思います。
読んでくれた方、ありがとうございました。